ぼっち理系大学生の日常 その21 初めて小説を書いて気が付いたこと
暇すぎて頭がおかしくなったせいか
僕は急に小説を書き始めた。
まぁ理由としては昔から興味があったというのと
何か新しいことに挑戦したかった、それだけだ。
書き始めたといったものの
せいぜい数ページくらいのちゃっちいもので
内容も薄くストーリーもいびつだ。
ただ実際に書いてみて学んだこともいくつかある。
僕はアニメが好きなのでよくラノベや漫画を読んだりもするのだが
その時に「この作品面白くないな、へたくそかよ」
と内心思うことも多々あった。
ただ実際に書いてみてその考えは変わった。
面白くない作品を書いている人がへたくそなのではない
面白い作品を書いている人がすごいのだ。
まず面白いストーリを書こうと思ったら
それなり凝った設定や、表現力が必要になるが
これがいかんせん難しい。
凝った設定を考えようにも、人間というものは考えれば考えるほど
アイデアは出てこないもので、結局ありきたりな設定になってしまう。
それに先の展開や大まかなストーリーまで考えてしまわなければならないため
まるで将棋のように未来を予測する力も必要とされる。
もしこれらを満たしていたとしても
これを再現する文章力がないと何を言っているのか分からなくなるし
話を展開していく力がないとめちゃくちゃ短い文章になってしまう。
そうだなぁ
設定を作る力=0から1を生み出す力
話を展開していく力=1を100にする力
と表現すればわかりやすいだろうか。
面白い小説を書くにはこの二つを満たしている必要がある。
しかしこれはちょっとやそっとで手に入るほど簡単なものではない。
よってこれらの二つを満たした作家は本当にすごいと思う。
以上、実際に書いてみて気が付いたことでした。